開業ストーリー~Vol.4 事業計画書~

すでにこの事業計画書に何度助けられたことか!

「必要ない」と思っている方はここだけでも是非読んでいただきたいです。


とはいえ、A3見開きの1枚から何十枚でも作れるであろう物。

初めてつくるのにどんなものをつくれば良いか​全く分かりませんよね(;^_^A


そしてこういうのをつくるのって得意な方はいらっしゃるのでしょうか?

大概は面倒で後回しにしたいこと、なかなか手を付ける気になりませんよね。

私も例外なくそうでした。



<今までで事業計画書が必要!と感じた場面>

※融資を受ける場合

※店舗を持つ場合

※ロゴや印刷物の作成を依頼する場合

※競合調査で他店との差別化


まず事業計画書が絶対に必要な場面は「融資を受ける場合」です。

融資を受けるときは提出が必須です。

私の場合は日本政策金融公庫から融資を受けましたので、同じように考えている方は有効だと思います。


日本政策金融公庫が出している「創業の手引き」という冊子に創業計画書の書き方が載っています。

A3見開き1枚の最低限のものです。

私はほとんどの項目に「詳細は別途資料〇に記載」と書き、合計で資料21枚をつくりました。


融資担当者さんとの面談は限られた時間で行います。

面談担当者さんが計画書を持ち帰り、自分の代わりに社内でプレゼンをしてくださりそこで融資が決定します。

綿密で抜けのない計画書だと面談担当者さんがプレゼンをしやすいと思います。

(融資の申請は郵送でもできますが、利率の事や不明点も聞くことができますので、面談することをお勧めします。)


特に「動機」の欄はコンセプトやキャッチフレーズ、経営理念などを含め詳しく書くことをお勧めします。

融資の面談担当者さんはそこにどのくらい熱を持っているか見ていたように感じました。

(コンセプト・キャッチフレーズをどういう風につくったかはまた別記事で書きます。)


そして動機に基づいた事業をするためにはどういう経験をしてきてどういうサービスを、どのくらいの予算で等々実行の手段を記入していきます。

ここはなるべく客観的に考えたほうが良いと思います。(こうなるといいなぁではなく、こういう厳しい状況もあるかものほうを選択。経営していかれないほど厳しい状況は逆にマイナス評価になるので加減に注意。私は経費や返済計画を盛り込んだ販売計画を1年分つくりました。)


ここを詳細に掘り下げることで自分の考えの甘さが一気に見えてきました。

開店がゴールではなく、長く経営することが大切という部分です。


それは二番目に書いた「店舗を持つ場合」に直結します。

私もそうですが店舗を持つ際一番多いのは賃貸だと思います。

当然のごとく毎月家賃・原材料・包材・水道光熱費・保険・人を雇う場合は人件費、これらは売れなくても発生します。

特に私のような原価の高い製造業をする場合は綿密に計画を立てないと「思っていた計画と違う!」という事になりかねません。

という私の計画書も、走り出したら全くその通りに行かないことでしょう。

それでも「このくらい売らないと」というラインが見えていたり、損益分岐点がわかっているだけでも軌道修正するのにかなり役立つのだと思います。

ここを綿密に掘り下げたことでふんわり考えていた融資金額の倍借りることになりました。(半分しか借りなかったら全く資金が足りなくてと思うと恐ろしいです。)


そして店舗の内外装のイメージも、ターゲット層やセールスポイントの商品がしっかりしているととてもイメージしやすいと思います。(私は店舗イメージ写真も計画書の資料に入れていました。)

自分の好みよりもこの商品を買って下さる方はどういうイメージのお店に入るのかや、商品イメージに合った内装デザインを選びやすいと思います。

デザインを依頼する場合にも役立つと思います。(工務店さんもイメージに合った提案をしやすいと思います。)


そしてロゴや印刷物を依頼する場合。

私はロゴの依頼をした際、キャッチフレーズ・コンセプト・経営理念・セールスポイント(写真付きお菓子の詳細)・店舗イメージ写真・販売ターゲット図の資料をお渡ししてきました。

打ち合わせも「このくらいの世代にこのくらいの金額のもの」を買っていただきたいので、こういうイメージでなどしっかりと伝えることができます。

色やお菓子というイメージだけだとブリブリで可愛いものが出来上がってしまうかもしれません 笑

デザイナーさんにもイメージがしっかり伝わったと感じています。


それから重要なのが「競合店調査」実際に来店して店を見ること、購入して食べること。(できない業種もあると思いますが。)

今はホームページなどで簡単に様子を知ることもできますが(こちらの情報もとても大切だと思います!検索は必須。)お客様が来店するかたちの店なら実際に行ってみたほうが良いと思います。

他の4店舗と違うところはどこか自店の特徴はどこを打ち出せばよいか、などたくさんのことが見えてきました。


ざっと綴ってみましたが、今までに事業計画書にかなり助けられています。

「事業計画書、綿密につくらないとね。」と言ってくださった師匠に感謝しています。

腰を上げるのが大変ですが、自分のやりたい仕事の事なので、本気の方はつくっているうちに楽しくなってくると思います。

何よりも頭の中がすっきり整理できて、ホームページや印刷物その他いろいろなものをつくるときもここをコピペすればよいのです。

今までそのたびにいちいち頭を悩ませていた時間は無くなりますし、方向性がきちっと見えるのは集客にも有利だと思います。


そんなつくったらよいのはわかったけれどじゃあどうすればいいの?という方へ。

参考までに、私は横浜市の「女性起業家たまご塾」の前期に通い初めての事業計画書をつくりました。

ここにきちんと通って宿題をこなせば最終的に事業計画書が完成します。

内容についても詳しく講義を受けられるのと、受講費も良心的なのでお勧めです。

この時宿題がとても大変と思いましたが、小さな洋菓子店をするにはこの事業計画書をさらにさらにブラッシュアップしないと難しいと思います。

正に「美味しいケーキをつくれるだけでは開業はできない。」のです。


PS.事業計画書は作った後たくさんの方に見てもらって意見をいただくと良いですよ~!


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