母の影響でお菓子づくりに興味を持ち始めた小学生時代。
自宅にあったオーブンはガスコンロの上に置き、庫内温度ををガス火で調整するという今となっては珍しい天火オーブンでした。
これは確か母が懸賞に応募して当てたものだった記憶があります。
私はこのオーブンでサブレをよく焼いていました。
天火オーブンはガスコンロの火加減で、庫内についている温度計の温度になるように調整します。
天板を入れる際に扉を開けると温度が下がりますが、今のオーブンと違って設定の温度に機械が戻してくれないので少し火を強めたり焼いている間はオーブンに張り付いて調整していました。
母は早朝お弁当を作りながらオーブンの火加減を調整してパウンドケーキを焼いていたのかな。
北向きの暗くて狭い昔ながらのキッチンでしたが思い出がいっぱいです。
レシピは母が若い頃に勤めていた会社へセールスに来た業者から買ったという15巻くらいのお料理本、その中の一冊がお菓子の巻で全てこの本を見てつくっていました。
この本は本当に長く使って、社会人になって他のレシピ本を購入してからも良く参考にしていました。
初めてショートケーキをつくった時もこの本にのっているスポンジのレシピでつくりました。
この頃はサイトや100均のように手軽にレシピを入手できなかったので、繰り返し繰り返し同じお菓子をつくっていました。
今は亡き幼馴染のお母さんが「ゆうた(幼馴染)はゆきちゃんのクッキー(サブレのこと)が大好きだからね♪」と言われて、このころつくったもので大切な人が喜んでくれることに生き甲斐をみつけたのだと思います。
天火オーブンに母の若い頃に買った料理本、昭和のムードたっぷりのyucco小学生時代でした。