「受け入れましょう。」
立山へ出発する夕方参加した「サンセットビーチヨガ」で講師をしていた同級生Yuta Kojimaくんの言葉。
今回はその言葉がすとんと心に落ちる登山になりました。
自然に遊んでもらう時は何日も前から天気予報とにらめっこ。
できれば雨は降らないほうが嬉しいし、欲張って晴天を祈ってしまうのは毎度のこと。
今回は数日前から不安定でころころと変わるお天気にテンションも上がったり下がったり・・・。
そんなこんなで迎えた夏休み。
8月11日(土)夜出発、日にちが変わった24時30分頃長野県の「扇沢」に到着。
この日はここで車中泊です。
扇沢から登山の出発地「室堂」まではトロリーバス→ケーブルカー→ロープ―ウェイ→トロリーバスを乗り継ぎ、うまくいけば2時間ほどで到着の予定。
とても混雑の予想されていたこの日は早朝から長蛇の列で、6時30分の始発には乗れず次の7時発のトロリーバスへ。
そこからはまずまず順調で9時前に室堂ターミナルへ到着しました。
標高2,433m、真夏とは思えないくらい涼しい風と目の前に広がるパノラマの絶景。
ここを取り囲むようにそびえる山々。山頂付近には雲がかかりその全容は姿を現してくれませんが、もうここで十分なんじゃないかというくらいの景色です。
しばらく室堂平のお花畑を見ながら石畳の道を歩くと目の前に雪渓が現れます。
何か所かこういうところがありましたが、アイゼンはなしでOKです。
本当は立山三山の浄土山(過去)→雄山(現在)→別山(未来)と自分を見つめる山行が理想でしたが、初めての縦走で体力が持つか不安だったため浄土山はあきらめ、雄山へ向かいました。
雄山頂上への道は私にはとても険しく一歩一歩足場を確保しながら確実に進みます。
(きつい登りのガレ場。)
そして11時30分ごろ頂上へ着ました。
ここでしばらく休憩。お気に入りの「カレーメシ」でおひるごはん。とても寒かったので、熱々のカレーで体が温まりました。
(眠くて眠くて10分くらい眠っている間にお湯を沸かして準備してくれた主人に感謝!)
雄山の最高峰には神社がありそこで今回の登山の無事を願ってお祓いをしてもらいました。(有料です。)
(今年2度目の3,000m超え。雄山頂上、神社のすぐ脇です。)
後から思うと「体力的に浄土山も行けたなぁ」と思いましたが、ここでゆっくりできたので初立山の今回はこのコースで良かったです。
雄山からは大汝山(今回の最高3,015m)→富士ノ折立→真砂岳とほとんど雲の中を進みこの日の宿「内蔵助山荘」へ14時30分ごろ到着。
天空の城もとい「天空の宿」です。
本当はこの山小屋からの「夕日」「星空」「ご来光」をとてもとても楽しみにしていた今年の夏休み。
残念ながらそのすべては見ることができませんでした。
唯一かなった美味しい夕飯。
こんな山奥でこんなに温かく美味しいごはんがいただけることに感激です。
富士山の山小屋しか知らない私たちは、居心地の良さと清潔さにびっくり!
ごはんの後は「談話室」でビールを飲みながら楽しくおしゃべり。
一人で来ている若い女性、定年後登山を始められたというご夫婦、男性同士、様々な土地から様々な年齢の人たちでも共通の「登山」を囲んで話題は尽きません。
山小屋直前まで届いていた電波も、この山小屋には届いておらずこの日は19時ごろ就寝。
こんな早寝、いつぶりでしたでしょうか?(笑)
夜中に何度か目が覚めましたが、朝は5時前までよく眠れました。
6時20分お世話になった内蔵助山荘を後にこの日は唯一の山「別山」へ登ります。
この日は曇り、雨、曇り、雨の繰り返し、ほとんど真っ白な世界。
「晴れていたら絶景なんだろうね~。」と言いながら、それでも時折現れる雨や霧が作り出す幻想的な景色や生き生きとした植物を楽しみながら昨日スタートした室堂ターミナルへ戻ってきました。
室堂の名物「雷鳥さん」にも会えました!
「受け入れましょう」それは今回の山行を、そして仕事や人生を現しているような言葉でした。
良い時も悪い時も、取り巻く環境や出来事も。
どんなことも受け入れることで力にして、未来へつなげていけるのだと思いました。
今回は一部しか見られなかった立山の景色でしたがそれでもとても素晴らしく、でもやはり「夕日」「星空」「ご来光」を見ることも近いうちに叶えたいと思います。